今回は、食育新聞を活用し、エリア認知度を2倍にした愛媛県のE歯科医院の事例について見ていきたい。

まず、E歯科医院の紹介をしよう。

 

E歯科医院は愛媛県を中心に地域密着で展開しており、リピート率の高い歯科医院である。リピート率は高いものの、商圏内における認知度が低いことに悩んでいたそこで、E歯科医院ではエリア内の認知度を高めるため、ブランディング施策に取り組むことにした。

 

では本日の目次を示そう。

 

 

ブランドの認知度と好感度

 

そもそも歯科医院におけるサービス価値は、価格を分母に置き、ハード×ソフト×ブランドという構成要素で成り立つ。ハードは技術や設備などを指し、ソフトは接客やアフターサービスなどを指す。そして、このハードとソフトに加えてブランドが加わることで、医院としてのサービス価値が決まる。

 

このブランドは、「認知度」と「好感度」の二つの要素から成り立っており、認知度の向上はブランド価値を高める重要な要素である。

 

 

例えば、ルイ・ヴィトンを例に挙げると、認知度が高く、さらに好感度も高いことから、ブランドとして確立されていると言える。例えば、ルイ・ヴィトンを例に挙げると、認知度が高く、さらに好感度も高いことから、ブランドとして確立されていると言える。

 

一方で、認知度もなく、好感度も低ければ、ブランドとして成立することはできない。つまり、ブランドを高めることで医院のサービス価値そのものを向上させることができるのである。

 

 

しかし、認知度を上げようとしても、テレビCMやラジオCMなど大規模な広告を行うと、どうしても高額なコストがかかってしまう。また、好感度をどのように高めるかという点でも悩む医院は多い。そこでE歯科医院は、認知度と好感度の両方を高めるために、「食育新聞」の発行を始めた。

 

 

E歯科医院の取り組み

 

下の図をご覧いただきたい。食育新聞とは、子どもの歯の健康などをテーマにした一枚もののチラシである。ランサーズなどのフリーランスサービスを活用すれば、1通あたり1万円前後で作成することが可能だ。

 

 

E歯科医院では、この食育新聞をエリア内で発信することで、まずは好感度を高めることを目的とした取り組みを行った。しかし、せっかく食育新聞を作成しても、ポスティングなどを行えば莫大なコストがかかってしまう。

 

 

そこでE歯科医院では、院内に下の図にあるような資料ポストを設置し、来院者が自由に食育新聞を持ち帰れる仕組みを整え、拡散を図った。このポストは2,000円ほどで購入でき、低コストで効率的に情報を拡散することができたのだ。

 

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