今回は1億以上を目指すクリニックが自費診療を増やすための組織戦略について触れていきます。
まず、下の図をご覧ください。下の図は、自費診療業界におけるビジネスモデルを図解したものです。組織体制では組織戦略における配置といった位置づけになります。
では本日の目次をお示しいたします。
代表的な組織体制
具体的な組織体制については、次の図をご覧ください。主要な組織体制は大きく五つあります。
①機能別組織
経営者を中心に、営業部・製造部・開発部。総務部などの機能ごとに分けられるケースがこれに該当します。
②事業部制組織
例えば、インプラントや審美歯科など、事業部で分ける考え方がこちらにあたります。
③チーム型組織
下の図に示される通り、それぞれをチームとしてまとめ上げることで展開するビジネスモデルです。
④カンパニー型組織
こちらでは経営者が全体を見ながら、それぞれの細かな一つ一つの子会社を事業会社として抱えるスタイルです。
⑤マトリックス型組織
経営者の下に、事業部と機能の二つの分類で組織を構築します。このように組織を複数の要素で分類することをマトリックス型組織と呼びます。
本日のまとめ
改めて、本日のまとめをお示しいたします。
組織の体制は、戦略を踏まえた上で配置を構成する
自費診療の組織作りにおいては、主要な5大体制を参考に適切なパターンを検討する
以上、今回は、代表的な組織体制について見てきました。
1億以上の目標を掲げる場合、この組織体制の観点が極めて重要ですので、早い段階で組織の体制の見直しを行っていきましょう。