今回は自費診療業界における医院が見るべきSEO内部対策について触れていきます。
では本日の目次をお示しいたします。
まず、集患の全体像から見ていきましょう。集患においては、媒体・販売ルート・企画という三つの要素があります。
媒体は、自社の医院や施設に患者を集患させる飛び道具になります。チラシやポスティングなどのオフライン媒体、プレスリリースなどのPR、Web広告やSEOを活用したホームページ、さらにはSNSや紹介など、さまざまな手法があります。その中でもSEOは、ホームページを経由したアクセスを増やす施策の一つです。
こちらの内容は、SEOにおける前提の記事を踏まえていますので、下記の記事をご覧ください。
検索ワードの関連度をあげるには
SEOにおいては上位表示させる条件が三つあります。一つ目がサイトと検索ワードの関連度の高さ、二つ目がサイトの信頼度の高さです。今回は、一つ目のサイトと検索ワードの関連度を上げるための考え方について見ていきます。下の図をご覧ください。グーグルの創業者ラリー・ページのエピソードです。
このエピソードから、正しい検索結果を表示させるには、そのサイトのタイトルを見せればいいことがお分かりいただけたでしょうか。具体的に解説をしていきます。下の図をご覧ください。この図は、「東京×インプラント」で検索したときに表示される検索内容です。
先ほどの関連度の話の通り、サイトのタイトルに東京&インプラントの表示があると、そのサイトが上位になります。この表示順は、グーグル社員が目視で実施しているわけではありません。下の図は、グーグルの検索のメカニズムを示したものです。
クローラーと言われるロボットが、世の中の数兆ものページを確認し、キーワードとサイトの関連度を毎日チェックしています。このチェックを行う場所は、次の図のような「ソース」と呼ばれる裏側のページです。
こちらは、ホームページを右クリックし、ソースを表示させることで確認できます。ソースの中で、<>で囲われている領域をタグと言い、このタグを見て判断しているのがグーグルクローラーです。では、グーグル小ローラーはどのようなタグを見ているのでしょうか。下の図は、グーグルクローラーが確認している、四つの代表的なタグです。
一つ目のtitleタグは「タイトル」の意味で、サイトのタイトルを指します。二つ目のdescriptionタグは「要約」の意味で、サイトの概要を掲載しています。三つ目のkeywordタグは「キーワード」の意味で、サイトがどのようなキーワードを重視しているかを掲載しています。四つ目のh1タグは「強調」の意味で、サイトの中で強調されているワードを掲載しています。
下の図をご覧ください。タイトルの付け方について、エリア・業態・医院名の観点で言うと、「●●市でインプラントなら●●医院」といったタイトルにするのがふさわしいのです。
特に、エリアや業態に関しては汎用性があるキーワードを選ぶことが重要です。その上で、下の図の四つのポイントを押さえましょう。
なお、四つ目の無料ツールについては、SEOチェキが活用できます。
SEOチェキでは、前述したtitleやdescription等のタグ情報を瞬時に把握することができます。また、aramakijakeも有効です。狙いたいキーワードがどの程度検索されているかを調査することができます。
そして、ファンキーレイティングも有効です。狙いたいキーワードが自社サイト内にどの程度入っているかを分析してくれます。
このように、狙いたいキーワードに沿った対策をすることで、サイトの上位表示が実現します。しかし、メインのキーワードのみ対策すればいいのではありません。下の図をご覧ください。
居酒屋を探すとき、皆さんならどのような検索をするでしょうか。単に「居酒屋」で検索するケースもありますが、「居酒屋 渋谷 格安」といった細かいキーワード検索をするケースもあります。近年では、細かいキーワード検索が検索領域の8割を占めると言われています。下の図は、クリス・アンダーソンのベストセラー『ロングテール』についての内容です。
アマゾンの収益の8割が、細かいキーワード検索によって購入されているとの内容を提唱したものです。この提唱を検索に当てはめると下の図のようになります。
縦軸が検索数、横軸が競合数の場合、「東京 美容」「東京 レーシック」「東京 インプラント」は競合・検索が多く寡占状態です。反対に、競合・検索が少ない領域、いわば穴場は、「立川市 美容」「立川市 レーシック」「立川市 インプラント」といったキーワードになります。市区町村クラスまでキーワードをニッチにすれば、検索数は減るものの、競合も減るため対策がしやすくなります。
下の図をご覧ください。あるレーシック医院の流入アクセスを示したものです。
「レーシック 埼玉」というワードからの流入アクセスが50件に満たない一方、「レーシック 埼玉 事例」のような細かいキーワードは、ワードからの流入アクセスが120件あるという実績が出ています。これらの考え方を応用し、下の図のように「お役立ち情報」や「戦略的ブログ」等を掲載して、細かいキーワード検索からの流入で集患を行うことが重要です。
本日のまとめ
改めて、本日のまとめをお示しいたします。
上位表示の条件は、サイトと検索ワードの関連度と信頼度の高さである、
検索ワードの関連度をあげるには、狙いたいキーワードに沿ったSEO対策が重要である。
近年は、細かいキーワード検索が検索領域の8割を占めている
細かいキーワード(穴場)は、検索数が少ないが競合も少ないので流入増加が可能である
以上、今回は、自費診療で成功している医院が行っているSEOの内部対策について見てきました。
SEOについては、費用がかからないといったメリットがありますので、しっかりと今のうちに対策を行っていきましょう。