今回は、自費診療におけるInstagramでの集患の増やし方、中でも人海戦術について見ていきます。
まず初めに、インスタグラムを含めたSNSとは何かについて見ていきましょう。SNSとは、ソーシャルネットワークサービスについて示しています。
ソーシャルネットサービスは、情報の発信・共有・拡散を行うためのコミュニケーションツールを指し、様々なプラットフォームが存在します。その中でも、Instagramは自費診療の集患と相性が良く、自費診療の患者を増やしたい医療機関においては欠かせないツールと言えます。Instagramが自費診療業界と相性が良い理由については、以下の記事で詳しく解説しています。
Instagramを活用して集患を増やすためには、主に三つの施策があります。
一つ目はレコメンドです。下の図にあるように、レコメンドとは、インスタグラムの運営側がその人に合った投稿を表示させるアルゴリズムを指しています。レコメンドに関しては、以下の記事で詳しく紹介しています。
二つ目は検索です。Instagram上で美容と検索すると、関連する投稿が表示されるようになります。この検索機能を活かして、自院のサービスに関連するキーワードを工夫して設定することが重要です。検索に関しては、以下の記事で詳しく紹介しています。
そして、人海戦術については、自医院のスタッフが様々なユーザーにフォローを直接依頼することを指します。下の図にあるように、レコメンド・検索・人海戦術の順番で効果があるのですが、今回は、人海戦術について見ていきます。
では本日の目次をお示しいたします。
人海戦術の事例
人海戦術については下の図のような取り組みがあります。
まず、一つ目が商圏型になります。下の図をご覧ください。返報性の原則という言葉を聞いたことがありますでしょうか。
人が他人から何かしらの施しを受けた場合にお返しをしなければならないという感情を抱くのが返報性の原理です。この原則を活用すると、自医院のアカウントがユーザーをフォローをすることにより、何割かの確率でフォローが返ってくることとなります。これらのフォローする先は、当然ながら自医院の見込み客である必要があるため、商圏内の自医院のテーマに関心があるユーザーや、競合のフォロワー・手術中のユーザーなどをターゲットにしていくと良いでしょう。
二つ目が、既存患者型です。当然ながら既存の患者も今後の強い見込み客として関係性を構築することが非常に重要です。このような既存の患者さんにフォローになってもらう施策としては下の図のようなものがあります。
例えば、販促ツールの名刺や手先袋にQRコードをつけてSNSへの流入を図ることができます。また、ウェブサイトを活用して、SNSのキャンペーン案内などを掲載し、流入を図るケースもあります。さらに、広報誌などをやっている場合は、自医院の広報誌からSNSの流入を図ることもできます。
医院内でできる対策もあり、まずは従業員が直接SNSへのフォローを促すといった方法が取れます。さらに、アンバサダー、いわゆる自医院のファンを作ることにより、そのファンに動いてもらうという方法を取ることもできます。これは、ファンをPR大使に任命し、様々なSNSから人々に発信してもらうことを指しています。さらに、現在契約に悩んでいる患者がいれば、その患者に直接、医院の魅力を伝えてもらうなどの取り組みを行うこともできるでしょう。
また、インフルエンサーの活用をする方法もあります。インフルエンサーは、医療・自費診療のテーマに影響力がある方に依頼し、ユーザーにその魅力を案内してもらいましょう。このように、さまざま人海戦術の取り組みを行うことでフォロワーを増やし、最終的に集患に繋げる流れを作ることが重要になります。
本日のまとめ
改めて、本日のまとめをお示しいたします。
Instagramで集患するには、3つの施策がある。
商圏型アプローチは、返報性の原則を活用してフォロワーを増やす施策である。
既存患者型アプローチは、既存患者のフォローを増やす施策である。
他にもアンバサダーやインフルエンサーを通じたフォロワー増加施策がある。
以上、今回は集患を3倍にするためのInstagram活用ノウハウ、特に人海戦術に焦点を当てて今回はご紹介しました。
これらの取り組みは自費診療業界においてますます重要性を増していますので、今の段階でしっかりと対策を行いましょう。