今回は自費診療を増やすWEB広告テクニックに焦点を当て、その中の広告原稿について詳しく見ていきます。
では本日の目次をお示しいたします。
下の図は、自費診療業界の構造を示したもので、媒体・販売ルート・企画に分かれています。中でもWEB広告はホームページへの患者流入を促進する上で媒体の中でも重要な施策の一つです。
下の図はWEB広告を実施する流れを示しています。
目的とペルソナを明確化した上で配信設計と運用を行いますが、今回は、その中でもどのように配信出稿するのかとの観点について見ていきます。
WEB広告原稿とは
下の図をご覧ください。広告を配信する上での広告のタイプには、テキスト型・画像型・動画型があります。情報量としては動画が最も多いですが、同時に難易度も高い側面があります。一方で、テキスト型は情報量が少ないものの、作成の難易度が低いという特徴があります。このような特性を踏まえながら、自社のリソースに合わせて判断を行うことが重要です。
それぞれ抑えるべきポイントを説明します。テキスト型は、自医院の強みを数字などを用いて具体的に訴求することが重要です。さらに、公式を入れることで信頼性をアピールすることもできます。また、特典や限定、パンフレットやプレゼントを用いて訴求することで、患者の敷居を下げる効果も得られます。
次に、画像型について下の図のポイントを見ていきます。まずは、必ず出口設計を入れましょう。パンフレットやクーポン、LINE予約などの言葉を使用して患者の行動を促します。その上で自医院の強みをアピールするために、病院の位置情報や外観、サービスではクリニックの先生の写真などを掲載します。魔た、特定や限定情報についてもアピールすることが大切です。
最後に動画型です。動画は、その重要性は言うまでもないかもしれませんが、下の図のとおり、動画市場自体は非常に増加傾向にあります。特に、スマートフォンにおける動画広告の比率が高まっているので、スマホを軸に考えることが重要です。
動画には四つのパターンがあります。一つ目がターゲットの不安を解消するQ&A型、二つ目が顧客のコメントや実績を伝える顧客の声&実績特化型です。さらに三つ目は、キャンペーンなどを前面に打ち出す告知特化型で、四つ目は自社ブランドをアピールするリマインド特化型です。どの広告が目的に適しているかを考えた上で、パターンを選ぶことが非常に重要になります。
動画を制作する際にもポイントがあります。下の図は、動画の流れを示したもので、Attention(注意を引きつける)、Interest(興味を喚起する)、Desire(欲求を醸成する)、Action(具体的な行動を促す)といったステップについて表しました。これらの流れを踏まえることが広告の効果向上につながります。
また、動画にはYouTubeに代表される二つのパターンが存在します。一つ目はスキップ可能な広告で10〜15秒から30秒までの表示がされます。二つ目はスキップできない6秒の動画広告です。これらの広告においては、前述したAIDAステップをバランスよく配置させることが大切です。6秒広告の場合は、注意を引きつけ関心を喚起するポイントを早期に行いましょう。
このように、広告を配信する上で、原稿自体をどのように出稿するのかとの観点を抑えることが非常に重要になります。その際には、いつ出稿するのかについても事前に分析しましょう。
下の図は、パンフレットの資料請求やLINE予約を行う他ユーザーの時間帯を示したものです。比較的多くのユーザーは21時以降に反応するケースが多いため、広告自体を21時以降に設定することが有効です。
下の図は、クリックしたユーザーが反応しやすい時間帯が示されています。夜間にクリックしたユーザーが反応しやすいため、夕方から夜にかけて広告を配信することが重要です。
本日のまとめ
改めて、本日のまとめをお示しいたします。
広告タイプは、それぞれの特性と自社のリソースにあわせて利用する
テキスト広告は、自医院の強みについて数字などを用いた具体的な訴求を行う
画像型広告は、パンフレットやクーポン、LINE予約を用いた出口設計を入れる
動画広告は、特性と目的にそった内容で制作し、患者の行動を促すステップに誘導する
広告は、ユーザーがアクティブな時間帯を狙う
以上、今回は自費診療を増やすWEB広告テクニックとして、広告原稿のポイントについてご紹介しました。
今後、WEB広告の重要性はさらに増していくと考えられますので、しっかりと対策を行いましょう。