本記事では、前回に引き続き、紹介受診の増やし方について見ていきたい。前回は、下の図の三つの要素において、「誰に紹介依頼をするのか」を取り上げた。
今回は「どのように紹介依頼をするのか」という観点で読み進めていく。

では本日の目次を示そう。
対象者を絞った紹介依頼
そもそも患者は、スタッフから紹介をお願いされたときに、紹介をしたくないわけではない。紹介したい気持ちはあっても、対象が周りにいない、メリットがない、リスクを懸念しているといった場合がある。

それでは、一つ目の「紹介はしたいけれど対象が周りにいない」とはどういうことだろうか。例えば、重い腰を上げて通院するといった決断をする人が身近にいないことには理由がある。そもそも治療がうまくいくか、通院しきれるか不安な段階で、受診を検討しているという話を周囲に伝える人は少ないのである。

そういった理由で、実際に治療が始まり、成果が見えるまでは内緒にしておき、状態が良くなった段階で公言するケースが多く見られる。しかし、その時点ではすでに他院が決まっていることがほとんどであるため、紹介してもらうことはできない。では、どのように依頼すればよいのか。

「今すぐ受診したい人」「これから受診を考えている人」「まだ先の人」と分類した場合、今すぐ受診する人はごく一部だが、なんとなく体調が気になっている予備軍は多く存在する。
そのような観点を踏まえると、最近疲れが取れないと言っている方、階段がつらくなった方、子供の歯並びが気になる方など、具体的に対象を絞って紹介依頼をすることが重要なのである。

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